火曜日◆見えないモノ
2005年6月7日 ■日常 保護者会の帰り、一緒に帰ったお母さんが「娘が最近○○君にたたかれるのでおびえている。先生に相談したけど“注意して見ておきますね”と言うだけ。自分の子供も納得したけど、治まってないみたい」と心配していた。同じ親として気持ちは判る。しかし子供の頃、いじめられっ子だった私としては、“そこからは子供の領分”だと思う。親が突き放したのでは無いことが子供に伝わったのなら、親がすべてを解決出来ないことを知るいい機会だと思う。この先、理不尽な目に遭う事は避けられない。その対処法を学んで行くのも自分自身だと思う。
相田みつをさんという詩人の半生をスペシャルで見たことがある。幼い頃に紙芝居をいつもお兄ちゃんと“タダ見”していると、ある日お兄ちゃんがみんなの前で紙芝居のおじさんに殴られたという。泣くほどつらかっただろうに、“自分が泣くと弟たちまで泣いてしまう”と歯を食いしばり、余計に殴られ続けたらしい。まだ幼かった相田少年には、何も言わなくてもその気持ちが良く判ったといい、後に詩に残している…私はこの話を聞いて、子供は大人が考えている以上に感じ取る力があるんだと確信した。その時の話を後に恩着せがましく弟に話す事も無く、お兄ちゃんは戦死したらしいが、小さかった弟の胸に大切なものが残っている。子育てってそんなもの。結果がわかるのはすごく先だったり、わからないままの事も多い。そう思うと難しいけれど、一日一日が貴重に思え、親である私も傍で(ハラハラしながら)見守り、成長させられていると感じる。
相田みつをさんという詩人の半生をスペシャルで見たことがある。幼い頃に紙芝居をいつもお兄ちゃんと“タダ見”していると、ある日お兄ちゃんがみんなの前で紙芝居のおじさんに殴られたという。泣くほどつらかっただろうに、“自分が泣くと弟たちまで泣いてしまう”と歯を食いしばり、余計に殴られ続けたらしい。まだ幼かった相田少年には、何も言わなくてもその気持ちが良く判ったといい、後に詩に残している…私はこの話を聞いて、子供は大人が考えている以上に感じ取る力があるんだと確信した。その時の話を後に恩着せがましく弟に話す事も無く、お兄ちゃんは戦死したらしいが、小さかった弟の胸に大切なものが残っている。子育てってそんなもの。結果がわかるのはすごく先だったり、わからないままの事も多い。そう思うと難しいけれど、一日一日が貴重に思え、親である私も傍で(ハラハラしながら)見守り、成長させられていると感じる。
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