先日平成19年度民間移管の対象園が勝訴していたのに、市側が引き継ぎ期間を延長(6月まで)すること等で、「十分な引継ぎ期間が無いとは言えない」として、民間移管されることに決定し、4/2から引継ぎ保育に入るという事実を知った。
 正直、勝訴したと知った日は複雑な思いだった。事務所の前で園長と副園長と保護者会代表に呼び止められ「この一年、私達のしてきた事が否定されたんかなぁ」と、それぞれの立場で落ち込んだものだ。実は私は「今から保育所を公立に戻します!」と言われても喜べないのだ。移管する寸前&直後(5月頃までは不信感でいっぱいだったから)ならともかく、今は信頼できる先生も少しずつ増えた。そりゃあ園長の偏った発言には毎回イライラするし、若くて遊び相手みたいな保育士さんが増えているのも悲しくもなる。けれど、頼りになるパートの先生は、一生懸命やってくださっているし、便利になっている面もある。「保育所は便利でなくっちゃ!」と考えている親も多いので、そんな人達の考えを否定するよりも、今を受け入れたい気持ちなのだ。ガマンできない事は直接文句を言うし…(苦情を直接言える雰囲気なのもありがたい)。
 しかしながら、それは本当に移管法人が決定してから話し合い、話し合い、何度も涙を流して得たものだと思う。元々「移管法人が決定したら(嫌やけど)受け入れる」と考えていた私達でも何度泣いたことか。何度「移管は夢だった!」という夢を見たことか!それが移管なんて絶対に受け入れない!と頑張って、裁判まで起こしている保護者に来月から引継ぎなんて受け入れられるのか?引き継ぐ先生も、法人も保護者も可哀想だ。喜んでいるのは少し時期が遅れただけで済んだ神戸市だけなのでは?
 私達の保育所には今も旧職員の方々が遊びに来てくれる。本当に嬉しいし、それを受け入れる法人の器にも感謝している。たぶん引き継ぎ保育の時に旧職員の方々が子供達の為にと協力してくれたからだと感じている。本当に先生方はプロとして協力してくれた。おかげで今の保育所にも私が大好きだった雰囲気は残っている。
 こうなった以上、一日も早く今回の保育所が平和になる日を願っている。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索