水難の相から生還した我が事務所。この際だから片付けよう、要らないものは捨てよう!と盛り上がっているしんさん。片付けるには収納が要るのだが、彼は忙しいので私がホームセンターで買ってきたカラーボックス二個を組み立てていた。
 扉を開けて作業に没頭(結構好きだ)していると、お向かいのお店に見慣れたバイクが停められていた。保育園時代に日がお世話になった担任の先生のバイクに似ている。先生は去年保育園を電撃退職され、突然お別れしたのだっだ。職員間のもめ事が原因のようなので、心をどこに置けばいいのか判らなくなるのが嫌で、この事件にはとにかく立ち入らないようにしていたのだが、先生とのお付き合い(年賀状を出すとか…)もしにくくなってしまい、とても気持ちが悪かったのも事実。「もしもあのバイクが先生のだったら挨拶したいなぁ〜」と素直に感じたので、外を気にしつつ作業を続けた。
 しばらくすると、予想通り先生が出てきたので「センセ〜イ!」と声を掛け、私の声に気付いたしんさんも出てきて二人で手を振った。先生は心底驚いた表情だったが、手を振りながら帰っていき、後でメールをくれた。何だか嬉しかった。
 先生が突然去ってしまった時は本当に裏切られた気分になったけれど、少々の時間が癒してくれたのか、何だかいい挨拶ができて良かった。私には誰が正しくて、誰が間違っていたのかは判らないし、これからもこの件には立ち入らない。けれど私たち家族は先生が好き、それは変わらない。

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